2006年09月25日

1匹釣るまでやったる

●そろそろ最終の落ちアユ狙いで河口域に侵入してきたスズキが狙い目との情報を得て、届きたてホヤホヤのシーバス用スペシャルフライを持参して、地元の某河川の河口へ颯爽と出掛けました。
●で、勿論、スズキの影も形も無い。ほほう、情報どおりではないか。ハネも無ければ何にも無い。餌釣りのオジサン達はひたすらハゼを釣っておりました。これはいかん。どうすべきか。すると、流れの中央に近い岩に乗ってカニを餌に何か釣っていたオジサンが1名、休憩に入られた。ラッキー。
●すかさずその岩に乗り、流れの比較的急な、変化のある場所を集中的に狙ってみた。おや、上流のウィードが流れてきているのだろうか、細長いものがやけに引っかかりそうになるのが見える。なんだあ、どうもならんな! すると、流下しているはずの藻が上流に上って来るではないか。むむ、これは魚だ。サヨリか? 何だ?  やけにフライにアタックしてくる。コツコツと手元に当たりの感触がある。よし! あ、駄目だ。それ! 何だ、合わない。
●しばらく続けているとガボッ、バシャっと来た。そら! と合わせると、フライのついていないティペットが宙を舞っている。何だ?切れたのか?でかかったのか?  夢中でキャストを繰り返す。やはり、細長い何者かがアタックしてくる。来るのだが乗らない。 1時間近く経過して、結局フライを3本切った時点でやめた。やめたところに先ほどのオジサンが来た。
●「お、フライってやつか。釣れるのか?」「ええ、さっきから何か喰ってくるんですけど乗らないんです。もう3本切られました。中には60センチ近いのもいるんです。あれは何ですか?」 こういう時は素直に教えを乞うのが一番である。「ああ、ダツだわ。1メートル位のもおるで。」 そうか、そうだったのか。8ポンドのティペットなんて、駄目ジャン!
●その昔、パナマ運河でトレバリーを釣っていた時に、2メートル近いダツを見たことがある。自分の足元3メートルくらいをすり抜けていった。その時は、あまりの大きさとのこぎりのような歯を見て、キャストも出来ず三平君の石化けのような姿で凍りついてしまった。 釣具屋のお兄ちゃんに話すと、60ポンドのナイロンでも切っていきますからね、ワイヤーじゃないと駄目です。とのことであった。
●で、ダツ用リーダー、作りました。がまかつのタチウオワイヤーの改造です。明日、リベンジします。もう、こうなったらやるしかありません。シーバスなんて、何処へやら。ダツは食っても不味いらしいですが、1匹釣るまでやったるぞ!

報告:S.T.(岡山県)

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2006年09月21日

スズキの雑誌・岡山編

●岡山に棲息しているフライマンは、希少種として物珍しがられます。 まして、海でハネ(スズキ)を釣る物好きにいたっては私の知る限り皆無なのです。ルアーマンの皆さん、奇異な眼で眺めないでください。そっと見守ってやっていただきたいのです。
●さて、岡山でスズキを陸からフライで釣るという一見、無謀な営み。本日のポイント一ヶ所めは運河の中にある小さな漁港で地元ルアーマンにはお馴染み。続いて、自宅に近い大きめの河川の潮止めにあたる場所へ移動。
●先行者のルアーマンは昨夜、76センチを仕留めていました。奮起したのもつかの間、釣れたのは岸から50〜60メートルラインの、流れの緩やかな場所だとのこと。私のBoron2X9ft8番は非常に優秀な竿ですが、向かい風の中、その半分の飛距離がやっとでした。うなぎ獲りのおじさんは一匹仕留めておりました。
●帰宅すると迎えに出てきた次女はご覧の様子。娘よ、そうやって傷心の父親を慰めてくれているのだね。ありがとう。「スズキの雑誌・岡山編」はまだまだ続きます。

報告:S.T.(岡山県)
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2006年09月07日

オアフ島のフライフィッシング

●家族旅行でワイキキを訪れた際、行き当たりばったりでテラピアのフライフィッシングができました。ワイキキビーチのホテルから海岸と反対方向に歩くこと7〜8分で、アラワイ運河にアクセスできます。運河に沿って歩くと岸寄りにテラピアのスクールを発見できるはずです。
●フライはあれこれ、それぞれの経験とイマジネーションを駆使して試されると良いでしょう。 私の場合、投げたフライはことごとくスカで、持ち時間残り30分という時に、『フライの雑誌』に載っていた「花咲か爺さん」の文章を思い出し、九死に一生を得ました。フライボックスの片隅にあったパンフライで願いがかなったという訳です。
●現地の方の発音では何度聞いても「タラピア」こと、テラピアです。ほぼパームサイズですが、同サイズのブルーギルより断然引きが強いこと請け合いです。ビーチに飽いたらお試しあれ。

報告:サンバ(埼玉県)

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2006年09月04日

グアム島のフライ・フィッシング

●以上8目でグアムのフライ・フィッシングは終了です。滞在中は毎朝、一目散に海岸に出かけました。今回のフィールドはタモン湾、ホテルに隣接したお手軽釣り場です。グアムのショア・フィッシングに関しては情報がなく手探りで行って参りました。皆様もグアムに行かれたら旅行の合間に試されたらいかがでしょう。
●フィールドには様々なレギュレーションがあるのでご注意を。泳ぐ人、散歩する人、種々のアクテビティーに興じる人がいますので、釣り、とくにフライフィッシングは周囲によく注意することが肝要です。海岸にはポリスマンもいて釣り人も監視されています。最後に知りましたが、このエリアでの立ちこんでの釣りは禁止だったとか、十分ご注意を!
●最後の写真は、パイン・ニードル・フラワー。タモン湾の海岸線に見られます。チャモロの釣り人に教えてもらいました。

報告:サンバ(埼玉県)

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2006年09月01日

最速!

●グアム最終日、最後のターゲットはメッキでした。この日の朝は上潮で、フライはボトムまで沈みにくく難儀しました。しかし、それまでお目にかかれなかった念願のメッキに出会えたのは、ラッキーでした。
●サイズ的にパワーこそありませんが、フライを追いかけるスピードは最速です。地元の方は、エッグ・フロートと呼ばれる浮子の先になにやらサビキのような疑似餌を付け、ルアーロッドで食用に漁っておりました。フライにしてレモン汁をかけて食べると最高だぜと言っていたのが印象的でした。

報告:サンバ(埼玉県)
posted by furainozasshi at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 海フライの雑誌